アニメ『乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です』第1話 感想【理不尽な死に方をして、理不尽な乙女ゲー世界に転生した主人公】
※この感想は、小説・漫画は読まずに、まっさらな初見で書いています。
モブというのは、主人公の背景にちらっと映る人物だったり、物語を動かすために魔物や盗賊などに襲われて死んでしまったりする人物。
主人公補正がなくて厳しいとかそういう感じ?と、思ったところでアニメ視聴。
#01 俺はこの世界が嫌いだ
1話のタイトル通り「嫌いだ嫌いだ」と呟きながら、いやいや乙女ゲームをしている怪しい男・主人公の部屋から始まります。
愚痴が続き、そんなに嫌いならゲームしなきゃいいのにと思ったころ、妹に何か弱みを握られて渋々ゲームしていることが分かります。この弱みについては1話で語られなかったので、のちのち出てくるのかな。どんな弱みなのか。
この主人公のしていた乙女ゲーム「アルトリーベ」の第一印象なんですが、
「まつ毛長いな~」でした。目にとても特徴のあるキャラクターデザインです。
男性陣はカラフルな髪色でわかりやすく、男性キャラへの力の入れようが乙女ゲームっぽさを感じさせる。
ヒロインをはじめとする女性陣は、髪色が茶系黄系で目の印象も近く、一瞬で判別しにくく感じました。まあ慣れもあるし、これから分かるようになるじゃないかなあと楽観的に。
乙女ゲームにありそうな豪華な声優陣!
個人的に悪役令嬢・アンジェリカ役のファイルーズあいさん【ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン(空条徐倫役)、ダンベル何キロ持てる?(紗倉ひびき役)など】がどんな令嬢を演じるのか楽しみです。
ファイルーズさんはキャラクターに合わせて声色を変えるので、悪役令嬢ならどんな感じで演じるのか気になります。ちなみに私は、FGOのギャルっぽい清少納言の声が一番好きです。
女性が優位の女尊男卑の世界に転生
男は結婚相手を探すために学園に通うという、よくある乙女ゲー世界と真逆をいく世界観。第1話では、この世界観の感覚がまだつかめず。
前世で、主人公がプレイしていたゲームでのやりとりの感じだと、王子は女性陣からも敬われている印象をうけました。性別よりも身分が上ではありそうです。
転生した主人公・リオンの生家のバルトファルト家は貧乏で、父が今の継母の妾になったことで、持っているらしい。
主人公・リオンの父が男爵の爵位を持っているのはリオンの発言から分かります。爵位は男性が持っているのに、女性はどういう立ち位置で偉いのか。領主も男性の父っぽかったけど。
継母も爵位を持っていて、それが公爵、侯爵、伯爵などの上位の爵位を持っている?それとも爵位のあるものが発言力があるわけではなく、性別に発言力があるんでしょうか?
女尊男卑の正確な格差が分かると理解しやすそう。まだ謎な部分が多いです。
突然の世界観クラッシュ
詳しい内容は省きますが、いろいろあって緑あふれる牧歌的なファンタジー世界からSF的な世界に変わります。
急に変わったんで、「あれ?いつの間にかロボットアニメ見てたっけ」とちょっと脳がついていきませんでした。乙女ゲームの世界観にロボット要素も含んでいるのは斬新です。
ここで登場するルクシオンと主人公・リオンのやりとりは、とても重要そう。
ルクシオンの声は石田彰さん。感情がないようで感情のある、主人公を小馬鹿にしたような態度の石田さんボイスはすごく合っています。
OP・ED
オープニング
学園で出てくるキャラ達が登場した後、1分10秒あたりのエアバイクシーンがとても気になる。早くあれが何なのか知りたいところ。
エンディング
明るい曲調で学園モノっぽさがあります。朝の支度から学園での様子、イベント、キャラ同士の関係性もわかりやすいです。
まとめ
乙女ゲームと名が付いているので、女性向けかなと思って見たら全然違っていました。
私が思ったのは、
モブじゃなくても男に厳しい世界…。
ここまで女尊男卑がでてくる話を見たのは初めてかも。映画「猿の惑星」を初めて見た時の、ひっくり返ったような言葉にならない気持ち。
わからないことが多くて、ちょっと辛口になってしまった気がしますが、何が起こるか先が読めなくて面白い作品だと思います。
女性社会で、リオンが成り上がっていくんだろうと信じて、第2話を楽しみに待ちます。
次の第2話はこちらから。
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