デスゲーム漫画の黒幕殺人鬼の妹に転生して失敗した【お兄ちゃんを殺人鬼にしないため、妹はある決意をする】漫画感想
転生ものといえば、ファンタジーな異世界に転生する作品が多いですが、
『デスゲーム漫画の黒幕殺人鬼の妹に転生して失敗した』は、なろう系のWEB投稿小説からコミカライズした作品です。
タイトル通り、デスゲーム漫画に転生してしまった主人公が奮闘する、とても面白い作品なので紹介します。
『デスゲーム漫画の黒幕殺人鬼の妹に転生して失敗した』とは
容姿も頭脳も何もかも完璧な義理の兄・黒辺誠のことが大好きな主人公の黒辺舞。
舞はある日、
前世で自分が大好きだったデスゲーム漫画の中に転生してしまったこと、
その漫画で起こる凄惨な殺人事件の黒幕が自分の義理の兄の誠であること、
しかも、自分は早々に誠に殺されてしまうこと
を思い出します。
どうにかして舞は、義理の兄・誠を殺人犯にしない未来を迎えようと考えた末、舞は誠が予想もつかない驚きを提供し続ける決意をします。
決意したのですがーーーーー⁉。
という感じのお話です。
3つのポイント
ここで『デスゲーム漫画の黒幕殺人鬼の妹に転生して失敗した』を見るうえで、注目してほしい3つのポイントを紹介します。
舞はデスゲーム漫画の愛読者
舞は前世でこの世界の漫画が大好きで愛読していたので、
・誠が殺人に興味を持ちはじめるきっかけ
・事件がいつ起こるのか
・デスゲームが始まる前に、舞は死んでしまうこと
も把握しています。
自分が死ぬ日が分かっているというのは強みではあるけど、だんだんと近づいてくるのは緊張感がありますね。
誠を驚かせるネタ
舞が考えた、誠を驚かせるネタがいちいち面白いです。
手作りお弁当に仕込んだり、誠の教室まで行ってジェイソンのお面を被ってドアから覗いていたりとバラエティ豊かです。
よくこんなに思いつくなあ、と感心する数の驚きを毎日提供します。時には過激過ぎて、両親に怒られ自宅謹慎になってしまうことも。
義兄・黒辺誠という人物
誠がサイコパスだと知っている舞でさえ、
「自分も漫画の舞とちょっと違うのだから、お兄ちゃんもサイコパスじゃないかも」と楽観視してしまうほど、サイコパスには見えない誠。しかし。
漫画の誠の表情の、笑っているようで全然笑っていない表情を上手く表現されていて、恐怖を引き立てます。
さらに、ある事故をきっかけに誠にも変化が訪れます。
誠が殺人鬼にならないためにはどうしたらいいのか?妹の舞は死なないでエンディングを迎えられるのか?
意外性のある「なるほど!」という結末が待っています。
デスゲームの黒幕の兄と一つ屋根の下、でもその事実を知っているのは自分だけ。
ちょっと危険な刺激がほしい方、ヤンデレ好きな方にぴったりな作品ですので、おすすめです。
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