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映画 夜は短し歩けよ乙女【一歩踏み出したいけど踏み出せない、そんな人におすすめの作品】アニメ感想

 

夜は短し歩けよ乙女

どこかで聞いたことがあるような、とても語呂のいいタイトルですよね。急がなきゃと、急いている感じが伝わってきます。

 

このタイトルは、1915年に発表された「ゴンドラの唄」という歌謡曲歌詞の冒頭をもじったものです。

 

どうしてこのようなタイトルなのか。それは映画が終盤に進むにつれ、紐解かれていきます。

 

では、「夜は短し歩けよ乙女」について、少しだけ触れていきましょう。

 

夜は短し歩けよ乙女 とは

夜は短し歩けよ乙女」とは、森見登美彦さん原作の小説を映画化した作品です。

 

 

森見登美彦さん:日本ファンタジー賞、山本周五郎賞、SF大賞を受賞。「四畳半神話大系」や「有頂天家族」もアニメ化。

 

 

映画「夜は短し歩けよ乙女」は、第41回オタワ国際アニメーションフェスティバル長編部門グランプリ、第41回日本アカデミー賞最優秀アニメーション映画賞を受賞。

 

映画の監督は、アニメ「四畳半神話大系」で監督を務めた湯浅政明さん。この映画は、四畳半神話大系」の当時のクリエイターが再集結してつくった珠玉の作品です。

 

 

あらすじ

主人公・先輩は、同じ大学の黒髪の乙女に好意を抱いており、「るべく女のにとまる作戦」、略してナカメ作戦を実行し、偶然を装って出くわし、彼女との外堀を埋める日々を送っていた。

 

しかし、なかなか縮まらない距離に、先輩はもどかしさを覚える。

 

一方、先輩の想い人である黒髪の乙女は大変な酒豪で、知り合った樋口師匠や羽貫さんと共に酒場をはしごしていた。

 

そんな2人の、たった一晩で起こる奇想天外奇妙奇天烈なラブストーリー

 

 

湯浅監督の作風から見る「夜は短し歩けよ乙女

湯浅政明監督は、アニメ「クレヨンしんちゃん」の原画や絵コンテ、作画、脚本など担当されているので、知らず知らずに子供のころから湯浅監督の作品を見ていたという方は、多いのではないでしょうか。

 

監督のアニメーションの特徴として、正面から見たあごの描き方がとても独特で、子供ながらに不思議に思ったのは今でも覚えています。

 

 

オリジナリティに溢れた画風は、ダイナミックで躍動感があり、登場人物が力強く縦横無尽に動き回ります。

 

今作でも、「詭弁踊り」という低姿勢の奇妙な踊りがあり、1度見ると目に焼き付いて離れず、夢にまで出てきそうです。

 

さらに、歌って踊るミュージカルシーンもあって湯浅監督の作風が光り、大変盛り上がって引き込まれます。

 

 

また、湯浅監督が監督を務めたアニメ「四畳半神話大系」を見たことがある方にとっては、見覚えのある人物が多く登場しますので、内容以外でも発見があると思います。

 

感想

映画を見ている間は、何が何だか分からない部分もありましたが、終わってエンディングを見ていると、何とも言えない幸福感を得ました。

 

 

視点としては、先輩黒髪の乙女2つの視点があり、2人が一風変わった人々に出会って、翻弄されたり、一緒に笑って楽しんだりと、例えるなら不思議の国のアリスのように感じました。

 

だんだんと気持ちが変わっていく黒髪の乙女の純粋さ、歩くことをやめないさまは、見ていて心を打たれます。

 

でたらめに好き勝手に進んでいるように見えていたのに、最終的にきちっと収束するのは、森見さんの原作の素晴らしさと、湯浅監督の予想できないアニメーションの楽しさの手腕を感じました。

 

先輩のように「一歩踏み出したいけど、踏み出せない」そんな人に勇気を与える作品です。

 

 

 

♦不思議な物語が読みたい方におすすめです。

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