大蛇に嫁いだ娘【人と大蛇の、種族を超えた胸キュンな恋愛マンガ】
「大蛇に嫁いだ娘」というタイトルから、もしかしたら女性向けのマンガと思うかもしれませんが、男女関係なく楽しめるマンガです。
「大蛇に嫁いだ娘」とは
簡単な概要
「大蛇に嫁いだ娘」は、フシアシクモさん原作の漫画で、月刊コミックビームで連載されています。
あらすじ
ある集落で罪人の娘として村八分の扱いを受けていた娘・ミヨは、母と弟のために大蛇の供物として大蛇の住む山奥へと嫁ぎます。
大蛇はミヨを歓迎しますが、大蛇を夫として受け入れられないミヨは逃げたくてたまりません。
そんなミヨの気も知らない大蛇は、ミヨに優しく接します。大蛇に大事にされていることを知ったミヨは次第に…。
人と大蛇の、不器用だけどキュンとする恋愛物語です。
おすすめポイント
何かが起きそう
序盤はコミカルな展開ですが、次第に雰囲気が変わっていきます。
まったりはしているのですが、恐ろしいことが起きそうな雰囲気をうっすらと漂わせているのが上手い作品です。
嫁いだミヨについて
人殺しの娘として村人たちから白い目で見られていたミヨは、「薄幸」という言葉がピタリとくる少女です。
心にも傷を負っているミヨですが、大蛇と心を通わせることで明るくなっていきます。
ミヨは父の罪を信じてはいません。やがて「驚きの真実」が明かされるのですが…。
大蛇について
もともとは人を食い、恐れられている大蛇。
なぜミヨには優しいのでしょう。大蛇に訪れた変化についても、少しずつ語られます。
さらに、大蛇を恨み、命を狙う僧の存在がとても不気味で、
「大蛇が殺されてしまうのでは?」「ミヨはどうなるの?」
と、心配しながら読んでしまいます。
広告のイメージだと
ネットで、この漫画の2コマくらいの広告を見かけたことがあるのですが、その広告だと、なぜかヒワイな感じに宣伝されていたんですよね。
決してそういう漫画ではないので、そういったイメージを持って敬遠された方がいたら、払拭してほしいと思い、記事にしました。
ただ夫婦の話ですので、そういう描写はあるにはあるのですが、もっと儚く美しいものとして描かれています。
しいたげられても懸命に生きようとするミヨと、ミヨには優しいですが、冷酷な面も持ち合わせている大蛇の、種族を超えた恋愛物語。
作者のフシアシクモさんの作画には、独特の雰囲気があって、本当に昔の日本の田舎にいるような、グッっと引き込まれる作品となっていますので、気になった方はぜひ手に取ってみてください。オススメです!
ボイスコミック(序盤が読めます)
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