ワンダーエッグ・プライオリティ【友人の死の理由が知りたい!戦う少女の物語】アニメ感想
こちらの作品は、少女たちの「自死」の描写があります。
暗いと思うかもしれませんが、最終的に「死」の中に「生」を感じるアニメとなっています。
「ワンダーエッグ・プライオリティ」とは
簡単な説明
「ワンダーエッグ・プライオリティ」は、2021年に放送されたオリジナルアニメです。
Clover Works制作。監督は若林信さん。
ドラマ「高校教師」や「家なき子」の企画や脚本の野島伸司さんが、原案・脚本を担当されています。
プライオリティは、「最優先」という意味です。
あらすじ
友人が飛び降りて亡くなったことで不登校になった高校生・大戸アイは、夜の散歩中、不思議な声を聞き、謎のエッグを手に入れます。
そのエッグが割れたとき、アイの前に現れたのは、同年代の知らない少女でした。
エッグを割って少女たちを救うことで、友人が生き返るというのですが…。
PV
おすすめポイント
少女たちのはかなさ
孤独だったアイが、似た境遇の少女たちと出会い、仲良くなり共に戦い、生き生きとしていく姿に、心が温かくなります。
「箸が転んでもおかしい年頃」という言葉を、アニメで見事に表現しています。
理由がシビア
自死した少女たちを救うために、その原因となった人物と戦うのですが、戦いの中で少女たちの死の理由も明かされます。
部活、憧れの人の死、妊娠など。
その理由がとてもリアルで、なんとも言えない気持ちになるかもしれません。
母と先生
優しい母と、不登校のアイを心配して訪ねてくるイケメンの先生。この2人…。
アイの繊細な心の変化の描写が切ないです。
なぜ戦うのか
後半の10話以降は、驚きの連続でちょっと怖い内容。
だんだんと真相が分かっていくのですが、想像を絶するような話で息をするのも忘れてしまいます。
他のアニメとは違う、一線を画した作品となっています。
今まで見たことのないアニメを見てみたい方におススメです。
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