私の百合はお仕事です! 1話-最終話 アニメ感想【夢は玉の輿!なのに百合のお仕事?引き込まれるストーリー性の高さも魅力的】
百合がお仕事とは一体どういうことなのか?
「百合アニメだしとりあえず見るか」と思ってみると、思わぬヤケドをしてしまうかもしれない一筋縄ではいかない百合作品です。
目次から読みたい感想に飛べます。
「私の百合はお仕事です!」とは
未幡さん原作の漫画です。略称は「わたゆり」。
2023年春アニメ作品。アニメーション制作はパッショーネ×スタジオリングス。監督はさんぺい聖さん。
公式サイト より
【キャスト】白鷺陽芽/小倉唯さん、綾小路美月/上坂すみれさん、雨宮果乃子/田中美海さん、橘純加/小市眞琴さん、御子柴舞/田村ゆかりさん、西園寺寧々/瀬戸麻沙美さん
あらすじ
白木陽芽(ひめ)はまるで少女漫画から飛び出してきたような心優しい美少女。
と、いうのは演技(ソトヅラ)で本当は億万長者と結婚して玉の輿に乗るために素敵なヒロインを演じているのだった。
帰り道に階段で足を踏み外した陽芽は、ぶつかって怪我をさせてしまった女の子の代わりに仕事に出てほしいと頼まれ(脅され)る。
その仕事とは、店員が少女漫画のキャラクターのように演じている不思議なカフェだった。
公式サイトより
各話感想
シフト.01「ようこそリーベ女学園へ!」
カフェでお客様に「百合」を魅せるという変わったお仕事。
ヒロイン陽芽の二面性がグイグイきて楽しい。 陽芽のあざといソトヅラ演技と、素の時の声が全然違ってすごい。
素の陽芽の「演技だよっ😝 」の人を小馬鹿にした言い方が好き。
公式サイト より
シフト.02「みなさんでお給仕を始めましょう?」
引っ込み思案な果乃子だけど陽芽が関わるとちょっと怖い😱陽芽への愛の重さが伝わってきた。
学校とカフェで陽芽と果乃子の立場が違うのも面白い。
いつの間にか“できない子”認定され、「ちゃんと仕事して❗」と美月と果乃子から責められる陽芽の叫びは可哀想だけど可愛かった🤭
公式サイト より
シフト.03「何を信じたらいいんですの?」
陽芽、ソトヅラがバレる。
敵か味方か。ソトヅラか素か。 四面楚歌でピリピリした雰囲気が心臓に悪い。
そんな中でも店長の存在に癒される。
昔のトラウマは思い出しても、その原因の人物の顔は思い出せないのね。
早く4話を見てモヤモヤを解消したいー。
公式サイトより
シフト.04「大きらいですわ」
小学生の2人が可愛い。でも内容はギスギス😨
美月を想ってついた嘘から、関係が複雑になっていく。女子にありがちなクラスの敵対心が怖い。
1つ疑問なのは、陽芽は伴奏をやめる事をどうして美月に話さなかったのだろう。
話していれば何か違ったんじゃないか。早く誤解解けるといいな。
公式サイトより
シフト.05「もしやり直せるのでしたら」
最初は優しかったお姉様が急にキツくなったのは陽芽が覚えてなかったから。美月目線だと、1話の美月のおかしかった対応に納得できた。
姉妹関係はギクシャク。ソトヅラ演技も難しい状態。
でも美月に好きになってほしいと思うとうまくできる。それはもう演技ではなく心からの気持ちなのでは✨
お客様たちの勝手な想像で美月が悪者な流れ。まるで小学生のあの時のよう😱
まだまだ不穏は続く。果乃子がちょいちょい不気味なのが恐い。
公式サイトより
シフト.06「嘘は必要ないのですか」
誰かのための嘘と自分のための嘘がある。他人がそれを見極めるのは難しい。
だからこそ、美月とお客様に素直な気持ちを伝えた陽芽の方法は最善だったと思う。
ソトヅラ演技の陽芽に嘘なんていらないと気付かせる素敵な話。
陽芽と美月が仲直りできて、姉妹でいられて本当によかった😭
公式サイトより
シフト.07「ギャルといいますのね?」
果乃子の中の純加=知らない人、ギャル。
果乃子の色眼鏡で見るクセを「傲慢と偏見」で例えるのは面白い。純加は好みじゃなかったみたいだけど、美女たちが戦うゾンビ映画版も面白いよ💦
厨房の西園寺さんの話や共通点の本のおかげで、少しだけ純加を受け入れた果乃子。
今回は優しい感じで終わったけど、果乃子の闇の部分の描きが少ないのが何か起こりそうで次が怖い。
公式サイトより
シフト.08「どなたに投票いたしましょう?」
過去に恋愛を持ち込んだ店員がいてサロンが崩壊。同じことにならないように純加は果乃子を注視してたのか🤔
ん、この銀髪の人誰かに似ているような…?
癒し枠の美月のツンデレ具合が非常に可愛かった。
変わってく陽芽&それを阻止したい果乃子&サロンを守りたい純加。選挙が絡む事でどんどん複雑に。でもそこが楽しい!
共闘祝杯から闇深い果乃子に純加の一撃⁉️ という怒涛の流れ。
純加のサロンを守りたいという気持ちが伝わってくるホラーも顔負けゾクゾクの8話。面白かった😆
公式サイトより
シフト.09「ひとりだけの」
ドロドロしてくるかと思いきや、果乃子と陽芽の出会いの回想。
「いい子」の定義から、果乃子が元々屈折した考え方なのが伝わる。
果乃子は多数派のクラスメイトを「いい子」と呼び、陽芽は断らない果乃子を「いい子」と言う。このかみ合わなさが不気味さを出していた。
果乃子は陽芽の本音を知る”ひとりだけ”の友達でありたい? 大好きな陽芽を独占したいのが果乃子の本音かな🤔
⑦⑧⑨話と窓ガラスに映る果乃子のシーンが必ずある。果乃子の病んでる二面性を表現してるのだろうか?
そろそろガラスの中の果乃子が表に出てくるんじゃないかと、まるでホラーでも見てるような気持ちで見てしまう。
公式サイトより
シフト.10「こわしてしまうのですか?」
陽芽への恋心を指摘され「私は何もしない」と言う果乃子が一番傷付いてそうで辛い💦ホラーとか言ってごめんよ。
果乃子と同じく、恋をしていた立場の西園寺からの助言に純加は何を思っただろう🤔
それぞれの立場や目的があって、誰が悪とも言えない所が妙にリアルで今回も面白い。
次はブルーメ選挙の結果発表。全然結末が見えない。どんな結末を迎えるのか楽しみ😄
公式サイト より
シフト.11「ブルーメ・デア・リーベ」
リーベでの姿でなく素の姿で話し合い。
階段のシーンが10分近く続いても飽きることなく引き込まれ、いつの間にか涙が😢
陽芽の「言わなかったら、なかったことになっちゃうからね」という9話の言葉がズシリと重い。
他の人には言えないけど、純加には陽芽を「好き」と打ち明けられた。それだけで果乃子にとっては大きな進歩。
最高の形での姉妹成立ではなかったけど、疑心持ちつつグチを言い合う姉妹というのもいいなと思う。新しい姉妹のこの先が気になる✨
これまでの内容がカチッとハマッた素晴らしい脚本でした😊
公式サイト より
シフト.12「ようこそ夏のリーベ女学園へ!」
最終回の感想が「美月の胸ぇ!!」になるとは思わなかった😳
姉の荒ぶる胸の主張を必死に隠す陽芽は妹の鏡✨
店長が盛んに怪我した手をアピールしてくるけど、さすがにもう完治してるよね。
純加と果乃子の姉妹はどうなるかと思ったけど、グイグイくる純加を拒否しつつ照れてる果乃子!いい!こういう百合大好き👍
ラスト陽芽と美月で連弾🎹する所でウルっときた😭
小学生の時は途中で終わってしまった2人の連弾。その続きを見ているようで良いものが見られました。
公式サイトより
最後まで見た感想
百合を知っている方にとっては、最初のうちは「これは百合?」と思うかもしれません。
しかし話が進むうちに、「あれ?あれ?…面白い!」といつの間にか引き込まれてしまうストーリー性の高さがこの作品の魅力。
それぞれの登場人物の立場があり、繰り広げられる人間模様は奥深くドラマチック。百合好きの方以外でも楽しめます。
個人的に好きなのは主人公・陽芽のオモテとウラでの話し方の違いです。
オモテの可愛い女の子なソトヅラ演技の陽芽も可愛らしいのですが、ウラのちょっと横暴な態度の素の陽芽がもう可愛くってたまりません💕
声優さんてすごいなと改めて思いました。
驚いたことといえば、「わたゆり」作者の未幡先生はTwitterでみんなの感想を読んでいらっしゃって、何度かいいね♥をいただきました。
良い感想だけではないのに、ちゃんとチェックしてらっしゃるんだなと敬服しました。
ソトヅラと本音、夢と現実が混じった一味違う百合で最後まで面白かったです😊
♦陽芽のソトヅラも可愛いマンガ第1巻はこちらから。
♦全巻セット版は未幡先生描き下ろし収納BOX付きです😍
『私の百合はお仕事です!』は、こちらで配信しています。
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