エルピス【このドラマがすごい!ヤバい⁉面白い!!】ドラマ感想
いつもアニメとマンガが多いですが、今回初めてドラマの感想を書いてみました。
「エルピス」が面白すぎて、書かずにはいられなくなってしまいました。
「すごい、ヤバい、面白い」と表現したように、エルピスのおすすめポイントを3つに分けて紹介します。
ドラマ「エルピス」とは
正式タイトルは「エルピスー希望、あるいは災いー」。
関西テレビ制作の月曜10時の2022年秋ドラマです。脚本は渡辺あやさん。
主演は長澤まさみさん。
エルピスの意味
ギリシャ神話で登場する「パンドラの箱」を開けて、災厄が飛び出した後に箱に残ったもの。それがエルピス【Elpis】です。
「希望」といわれたり、「災厄」といわれたりと、神話でもエルピスの在り方は解釈で変わります。ドラマでは果たしてどちらなのでしょう。
すごい!
すごいあらすじ
スキャンダルで落ちぶれてしまったアナウンサーと、苦労を知らないボンクラ若手ディレクターが手を組み、えん罪疑惑のある死刑囚の男性の無実を証明するために奔走しながら、自分を見つめなおしていく物語となっています。
しかし、このえん罪には裏で強大な力が働いており、2人はその権力にぶつかり苦心しつつ、だんだんと真実へ、開けてはいけないパンドラの箱へとたどり着きます。
そのパンドラの箱の中身はー。
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すごい演技
毎話ごとに驚かされるのは、長澤まさみさんと眞栄田郷敦さんの体当たりの演技です。
山あり谷ありの内容のため、怒るし、叫ぶし、吐くし、コケるし、涙も流すし、鼻水も垂らします。
鬼気迫る演技は、まばたきするのも忘れてドラマに見入ってしまいます。
2人のほかにも、村井プロデューサー役の岡部たかしさんのハラスメントしまくりなのに悪びれない、それでいてどこか憎めない演技もいいですよね。
ヤバい⁉
ヤバい?内容
実はドラマ「エルピス」は、当初はフジテレビではなく、TBSでドラマの話があったようですが、TBSはドラマ制作を断念。その理由はおそらく……。
大門副総理という登場人物がいるのですが、話し方とかファッションとか、誰かを連想させます。政党のポスターが出てくるのですが、もう、、ね?
TBSがリスクを恐れて回避したドラマを制作したフジテレビには賛辞を送りたいです。
ドラマの中でも立ち向かっていますが、現実でも放送するには相当の戦いと苦労があったと思います。
ちなみに、テレビでは放送できたけど、配信では変更されたシーンもあります。いろいろと難しいんですね。
面白い‼
面白いエンディングテーマ
エルピスはエンディング1つとっても、謎があって面白いです。
エンディングテーマは「Mirage」というおしゃれな曲なのですが、いろいろなVersion&いろいろな方がMIXしていて、どんどん変わっていくので飽きることがありません。
さらに話が進むと、女性ボーカルが長澤まさみさん、サックスが眞栄田郷敦さんであることが明かされます。
長澤まさみさんが歌っているって、私は5話くらいまで気付きませんでした。演技もできて歌もうまいってすごいですよね。
面白いエンディング映像
そして、曲だけでなく、映像にも謎があります。
長澤さんがケーキを作っている楽しい映像かと思いきや、急に雰囲気が変わって、ケーキが焦げたり腐ったりの映像。
すると、ケーキが入っている箱が映し出されます。その箱のケーキ屋の名前は「パンドラ」。そうパンドラの箱です。
その箱に入っていたであろうケーキを食べているチェリーという女性に、長澤さんは「食べないでー!」と必死で訴えているように見えるんです。
それって、つまり?このパンドラの中身は、希望?災い?
このエンディングの映像は他にも所々変わる箇所があるので、考察するとすごく面白いです。いろんな方の考察を見るだけでも楽しいです。
さらに「エルピス」は、実際にあった事件を参考に書かれています。エンディングで表記されている参考文献の数が、脚本の渡辺あやさんの熱量の高さを物語っています。
「エルピス」はたくさんの人の想いが詰まった非常に奥深く、情熱のこもった作品で、視聴者側に問題を訴え、その上で夢中にしてくれる作品だと思います。
とてもおすすめの作品ですので、ドラマを探している方は、参考にしていただけたら幸いです。
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