映画 ナイブズ・アウト【犯人がすぐに分かる⁉ からの上質なミステリー】映画感想
正式なタイトルは「ナイブズ・アウト 名探偵と刃の館の秘密」といいます。アカデミー脚本賞にもノミネートされた作品です。
お金持ちのお屋敷で起こった屋敷の主の謎の死。ミステリー好きにはたまらないですよね。
それではあらすじから見ていきましょう。
あらすじ
出版社の創始者で著名なミステリー作家のハーラン・スロンビーが、自宅の屋敷で首から血を出して亡くなった。
警察は自殺と断定したが、ある人物から依頼を受けた名探偵ブノワ・ブランは警察と共に家族から事情を聞くことに。
すると、財産目当ての殺人の動機がある者ばかりでどうにも怪しい…。
名探偵ブノワ・ブランは絡みに絡まった事件の -真相- にたどり着けるのか。
PV
おすすめポイント
素晴らしい俳優たち
探偵役は映画「007」で6代目ジェームズ・ボンドを務めたダニエル・クレイグ。問題児の孫には主人公キャプテン・アメリカのクリス・エヴァンスと配役も素晴らしい。
個人的には、噓をつくと吐いてしまう看護師マルタの演技が鬼気迫っていて映画に夢中になれました。
犯人が分かるのが早い!
なんと、1時間も経たないうちに犯人が分かります。
「中盤で犯人が分かってその後どうすんの⁉」と思うでしょうが、視聴者側はこの犯人にどうにも肩入れしてしまうんです。
「刑事コロンボ」も犯人が分かっている手法ですが、コロンボと違うのは探偵にバレそうになればなるほど「バレちゃう~っ」と犯人に感情移入してしまうのが面白いでした。
印象的なアイテム
屋敷に置かれている物が不気味で視覚的にも楽しめます。
家族の事情聴取をする部屋にたくさんのナイフが集中線のように並べられたオーナメントが置かれているのですが、どうにも気になるんです。(PVにも登場しています)
映画のタイトルもナイブズ・アウト(Knives Out)ですし、「あれは何だ?」となると思います。
映画が始まってすぐ、ある文字の書かれたマグカップが出てくるのですが、これを覚えておくとラストの感じ方が違ってくると思いますので、ぜひ覚えておいてください。
あまり話すとネタバレしてしまいそうなので、このあたりでやめておきます。
「ナイブズ・アウト」という映画は、息つく暇も与えず新しい感覚を味わえる非常に精巧にできた上質なミステリー作品です。
推理力がある方は、自力で事件の真相にたどり着く方もいるのではないでしょうか。とってもオススメな映画ですので気になる方はぜひご覧ください。
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